さいきのやさいでは秋野菜の植付けの前に土の消毒を行っています。
当農園では農薬を全く使わないので虫の被害を少しでも防ぐためにこのように太陽の熱を使って土を消毒して野菜の植え付けに備えています。
ヒーター等の熱源があるわけではありませんが太陽の熱だけでかなりの高温になり農薬を使わず土を消毒することが出来ます。
このように太陽は農業に直結するとても大切なものではありますが今年の暑さは人間だけではなく野菜にも大きな影響があったのです。
あまりの暑さと水不足で植え付けした野菜が活着(土に根をおろし成長していくこと)が出来ず発芽せずにそのまま土に埋もれてしまったり、かろうじて発芽しても暑さにやられて枯れてしまったりと良い事ばかりではありませんでした。
農家として目の前で野菜が育たずに枯れていくのを見るのは辛いものですが、その分育ってくれた野菜を嬉しく思いながら育てています。
さいきのやさいは農薬も化学肥料も不使用なのでそもそも収穫効率はよくありませんし今年の暑さで収量はかなり減ってしまいましたがその分、僕とさいきのやさい従業員の気持が沢山詰まった野菜を出荷しています。