今更言うコトではありませんが野菜作りに土はとても重要です。
特に農薬も化学肥料も使わないさいき農園では土の状態が野菜の質に直結してくるのでとても気を使っています。対策としては幾つかありますがその一つとして植物の力を借りた土作りがあります。
野菜を育てる前に「土」を育てる。緑肥(りょくひ)って何?
美味しい野菜を作るためには、まず健康な土が必要です。「さいきのやさい」では、野菜を植える前の畑に、あえて「ヘアリーベッチ」という植物を育てています。
これは収穫するためではなく、ある程度育ったらそのまま土にすき込み、微生物の栄養(肥料)にするためのもの。これを「緑肥(りょくひ)」と呼びます。化学肥料に頼らず、植物の力を借りて土を豊かにする、循環型農業の要です。
空中の栄養を土に取り込む、ヘアリーベッチの「魔法」
私たちが植えている「ヘアリーベッチ(ナヨクサフジ)」は、実は凄い力を持っています。
- 天然の窒素工場: ヘアリーベッチは、空気中の「窒素」を根っこに取り込んだり土を柔らかくして土壌を豊かにする力があります。化学肥料を使わなくても、彼らが「土のご飯」を作ってくれるのです。
- 雑草を抑える優しさ: 畑を絨毯のように覆って育つので、他の雑草が生えるのを防いでくれます。除草剤を使わない事にこの子たちも貢献してくれています。
那珂川の景色を作り、土を豊かにする
春にはヘアリーベッチの紫色の小さな花が畑一面に広がり、那珂川の美しい風景が、そのまま土に還り、次なる「美味しい野菜」のエネルギーへと繋がっていく。
次にあなたが食べる「人参」や「ネギ」の甘さの秘密は、実は数ヶ月前に畑を彩っていた花たちにあるのかもしれません。自然のサイクルが生み出す命の味を、ぜひ楽しんでください。

